旅のはじまりは、家の前の道だった
- しゅうさく かめだ
- 2025年8月7日
- 読了時間: 2分

子どもの頃、家の前で補助輪をつけて自転車に乗る練習をしていた。
実家が自転車屋だったから、自転車はいつも身近にあったけれど、すぐに乗れたわけじゃない。
それでも、乗れるようになった時の喜びは、たぶん人生で最初の「達成感」だったと思う。
今でも、両親は元気にお店を続けていて、親父は現役でお客さんの自転車を整備している。
おふくろも店のことを支えながら、二人で日々楽しそうに働いている姿を見ると、本当にすごいなと思う。
そんなふうにして自転車と共に暮らす環境の中で育ったことが、自分の今の活動の土台になっている。
自転車が少しずつ大きくなっていくたびに、自分の行ける場所も増えていった。
親父と一緒に参加したイベントでは、まだ子どもだったけど、親父のペースに必死でついていきながら、風を感じて、ただただ楽しかったのを覚えている。
(まぁペースを合わせてくれていたのは言うまでもないが。)
その時間は、特別な言葉もなかったけれど、今でもしっかり記憶に残っている。
思い出としてというよりも、「いい時間を一緒に過ごした」という実感として。
自転車は、ただの乗り物じゃない。
たとえ遠くに行かなくても、自分の力で進んで、風景を変えていく感覚は、まさに“旅”であり“冒険”。
そして誰かと一緒に走れば、それは“今しかない時間”を共有する、かけがえのない体験になる。
だからこそ、今「庭先トレイル」でやっていることは、自分にとってすごく自然なことだと思っている。
誰かに新しい景色を見せることよりも、「自転車に乗ることで生まれる時間そのものの豊かさ」を分かち合いたい。
それが、自分が自転車を通して教わってきたことの中でも、いちばん大きなことかもしれない。
これからも「庭先トレイル」では、ただ走るだけじゃない、”いい時間”を一緒に味わえるツアーを続けていきたいと思っています。
小さな旅の中に、大きな気づきがきっとあるはずです。



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